学校での運動器検診後の側彎症治療について
検診で指摘された場合
学校の検診で側彎症を指摘された場合、患者さんはもちろんのこと、ご家族も不安だと思います。
そのため、「早く治療を受けさせたい」と考えて、マッサージ等に通う場合がありますが、マッサージでは側彎症の形態を戻すことは期待できないでしょう。
当院の診察
当院の側彎症の診察は、整形外科医が診察し、(女性)診療放射線技師がX線(レントゲン写真)を撮影します。
そして、医師が脊椎の角度や身体全体の所見を診て、診断します。
ほとんどの場合、X線検査の経過観察で済みます。
診察の結果
診察の結果、症状があまり進行しないことが分かると安心です。しかし、診察を受けないまま放置して、症状が進行する場合など手術が必要になる可能性があります。
また、成長期の方は、成長している間はいつでも側彎症が発症する可能性があります。そのため、一度の検診で異常がなくても、定期的な診察が必要です。
当院の特徴
山川整形外科では毎週土曜日午前に、川口市の基幹病院の埼玉県川口済生会病院から2名の医師を非常勤医師として招き、2名体制で診察しています。
2名とも日本脊椎脊髄病学会指導医で、川口済生会病院では側彎症外来を担当しています。
そこで、側彎症の場合、一度当院での診察を推奨します。特に、学校がお休みの土曜日午前に当院への来院を推奨しています。
痛風(高尿酸血症)とは?
関節に尿酸が蓄積して、特に足の指の関節に激烈な痛みを生じる痛風発作といいます。
痛みがなくなったからといって放置して、血液中の尿酸の高い状態が何年も続くと、腎臓病や高血圧症そして糖尿病などの生活習慣病を合併しやすくなります。
また動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクを高めると言われています。
具体的な症状とは?
最も多い症状は足の親指の付け根の部分が急激な痛みを伴い、炎症を起こします。じわ じわ来るものではなくて、一度に来るので、歩くことすらままなりません。しかも足の付け根は歩く上で非常に重要なので、2~3日は動く事が困難になります。
足の親指の付け根が腫れ、痛みが強くなり、真っ赤に腫れて、足をつけることも苦痛に なります。
採血検査して診断を行い、同時に痛風発作の痛みを投薬加療や場合は注射でコントロールします。その後尿酸値を適切な値にするために投薬加療や食事療法などを行います。