川口駅徒歩8分の一般整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科

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骨粗鬆症/リウマチ

骨粗しょう症

 骨粗鬆症とは「骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されます。つまり、骨密度が低下して骨がもろくなることで、骨折しやすくなる病気のことを指します。

 特に骨粗鬆症は女性に多い病気で、患者全体に占める女性の割合は8割以上です。

 日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。

症状

 最初は骨粗鬆症になっても痛み等の症状はありません。

 しかし、骨粗鬆症が進むと、背骨が変形したり、圧迫骨折を起こして背中や腰が曲がってきたり、身長が2~3センチ低くなったりします。症状が進行すると背中や腰の痛みがあらわれて、生活の質を著しく低下させます。

 そして、軽微なけがで骨折、特に脊椎、手関節、大腿骨頸部等が骨折しやすくなります。症状がひどい場合は、くしゃみだけで脊椎を骨折することがあります。

 骨折は生命予後に影響を与えることがあり、寝たきりの原因にもなります。さらに一度骨折をおこした人は二回、三回と続けて骨折することが多いため、注意が必要です。

検査方法

 骨粗鬆症かどうかは骨密度検査によって、判定します。その検査項目である「骨密度」は、骨の強さを判定するための代表的な指標です。

 骨密度検査では、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。これにより、若い人の骨密度の平均値と比べて、自分の骨密度が分かります。

 検査の間隔の目安としては保険上で4ヶ月ごとに1回計測することは可能です。

 また、検査時の痛みはありませんし、骨密度を測定する検査の時間は約1分です。そして、検査終了後から結果が分かるまでの時間も約1分です。

 骨密度の状態によって、骨粗鬆症の評価や薬の治療判定をするため、採血検査をする場合があります。

治療方針

 食生活や運動で骨粗鬆症が生じるリスクを減らすことを目指します。そのため、若い時からの食事と運動習慣は重要です。

 そして、骨折の有無や性別などに合わせて、薬の種類を決定いたします。

 転倒予防のため、運動などの負荷を与えると骨が強くなるため、歩行訓練や筋力アップの運動がおすすめです。

関節リウマチとは?

 関節リウマチは慢性的に関節炎を繰り返し、多くの関節の障害がすすんでいく病気です。

 また、実際には肺や血管に影響をあたえることがあります。免疫異常によって起きる病気ですが、原因は不明な点が多いです。

 リウマチになりやすいのは30歳~50歳代で、男女比は3:7と女性が多く見られます。特に女性の場合は出産後や閉経期前後に多く見られます。

 関節の中の炎症が進行すると軟骨や骨が壊れて、関節の機能が低下し、曲げることができなくなり、日常生活に支障をきたすようになります。

具体的な症状とは?

 初めは朝起きたときに手足の指関節や膝などに「こわばり」や「はれ」が起こります。

 関節が腫れたり、痛んだりして次第に複数の関節に症状が出ます。右と左の関節に対称的に現れるのが特徴で、ある一部の関節だけの病気ではなく、全身の炎症が関節の痛みとして現れるようです。

 また、だるい、熱っぽい、食欲がないというのも初期症状の一つです。ひどい場合には体重が減り、肺や血管に影響を与えることがあります。

治療方針

 関節リウマチの治療法は大きく変わりました。以前はゆっくりと進行する病気と言われましたが、発症早期から関節破壊が進行する事が判明してきました。

 早期に発見して治療すれば、関節破壊が防げます。また、薬の種類も増えてきました。

 当院では患者さんの症状に合わせて薬の内容を決定していきます。その他運動療法を行うことで、関節の動きの改善に効果があります。

その他の疾患について

 骨粗鬆症は50代を過ぎた頃から定期的に骨量を測定することをおすすめいたします。

 下記の「詳しくはこちら」では20代~30代の方の主な疾患についてお伝えしています。

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