院長からのメッセージについて
「ケガをした後、最も大事なことは初期治療です」
私自身もスポーツ愛好家で、学生時代はスキーと空手、今はマラソンとゴルフをしております。学生時代の空手の練習中で捻挫などしても、試合に出たいがために、怪我を放置していた記憶があります。当時を考えると、かなり無茶していたなと思います。
患者さんからも整形外科に受診すると、部活を中止されるから行かないようにしていたと言われる事もありました。
しかし、一番大事なのは初期治療と考えます。初期治療を適切にせず、怪我を放置していたら、後から実は骨折や靱帯損傷があったというケースもありますので、受診して下さい。
怪我の後や回復期のリハビリ、スポーツ前後のストレッチなどのコンディショニングも重要です。
受診の目安について
筋の疲労や体調を省みず、スポーツ活動していると、不意な怪我などを生じやすいです。体調不良と感じたならば、休息は非常に大事です。競技レベルが高い選手ほど、休息をきちんととっています。
また、自己判断で治療を中止する方、少し症状が改善すると通院を中止される方もいます。
部活動を完全に休むということではなく、負担をかけてはいけない部位は休息し、可能な部位は行うという方法も良いかと考えます。
当院では医師、理学療法士とともに状態をみながら、年齢やスポーツのレベル、競技種類等によって、どの程度のスポーツ復帰が可能か、試合レベルにはいつ復帰可能か患者さんとともに考えていきます。
リハビリ対象について
スポーツを愛する全ての患者さんが対象です。学生さん、体育やクラブ活動で怪我した方、社会人のスポーツ活動における怪我は受診して下さい。練習中や競技中に同じ部位にいつも痛みが生じるスポーツ障害に悩まれている患者さんも対象です。
高齢者では肩・腰・肘の痛みがある方、ちょっとしたことで転びやすい状態の方、筋肉の衰えやバランスが不安定になっている方に対して、積極的に運動療法を行い、膝関節痛や腰痛の改善を目指します。