教育体制はどうなっていますか?
当院の既卒理学療法士に当院の教育体制等について、インタビューしました。
Q:カンファレンス以外にどのような教育がありますか?
週1回先輩の理学療法士との勉強会があり、臨床の基本的な所、知りたい内容について学ぶことができます。また、毎週触診・エコーによる動態観察もできるので、目的を持って筋・骨を触り、治療することができます。
関節の動きにくさ、筋の硬度の触診では理学療法士一人一人差ができてしまうので、勉強会ではお互い被験者と施術者を行い、感覚的な所の共有をしています。
Q:勉強会が役に立っていると感じることがありますか?
勉強会があることで、自分の解剖学への理解が浅いなと感じました。介入時にしっかり狙った組織を触れるかどうかで効果が全然違うことを、臨床を通して学びました。
今後解剖を見通し、キーマッスルとなる所は確実に触り分けができるようになりたいです。
Q:院内での勉強会以外で、他に勉強会はありますか?
外部の勉強会やセミナーを複数受講できることで、臨床での疑問を多く解決できるようになったなと感じます。
研修会の補助が出るので、自己研鑽ができる環境は助かっています。患者さんのために勉強を継続したいです。
Q:外部の学術活動にも参加することはできますか?
参加可能です!
当院の理学療法士はこれまで下記の学術活動に参加しています。
・2021年:第9回日本運動器理学療法学会 ポスター発表
埼玉県理学療法士会発刊 臨床、研究、教育 論文掲載
・2020年:第28回埼玉県理学療法学会
赤羽根良和テクニカルセミナー アシスタント
・2019年:第27回埼玉県理学療法学会 ポスター発表
第38回関東甲信越ブロック理学療法士学会 口述発表
・2016年:第25回埼玉県理学療法学会 ポスター発表
Q:勉強会以外で技術面を教えてもらうことはできますか?
昼休みなどにドンドン質問してください!
また、昼休みだけでなく、朝や夜でも、疑問に感じたこと、不安なこと、治療の進め方、レントゲンを一緒に確認しながら治療の方向性などいつでも相談してください。
Q:カンファレンスでは、どのようなフィードバックがありますか?
隔週のカンファレンスでは、ドクターや先輩理学療法士へ、新しく担当する患者さんの状態、評価、治療等を伝えます。私はその中でも難しかったケースを挙げることが多いため、評価、治療の解釈が整理できていないこともしばしばありました。
しかし、フィードバックを受ける機会があることで、先輩達と一緒にレントゲン画像を診ること、評価、治療を分解して、言語化していくことで患者さんの状態整理を行うことができていきました。
Q:カンファレンスのフィードバックが治療にどのように役立っていますか?
フィードバック時に、画像からの病態予測や筋肉の緊張、姿勢の特徴を読みとること、骨模型を使って患者さんの発病原因を説明してもらえることで、納得感が高まります。 フィードバックにより、自信を持って、臨床に取り組めることができています。
Q:入職間もない頃、印象的なアドバイスはありましたか?
カンファレンス後のフィードバックで、介入時の診方や治療順序について教えてもらいました。その時に「姿勢等の全体像の見方は良い」とアドバイスをもらったことです。自分の良い点を見てもらっていると感じ、自信と安心感を持ちました。
先輩理学療法士からのメッセージ
「私は家庭を持っているため、基本的に残業がない環境はありがたいです。当院は地域の診療所のため、老若男女、術前術後、様々な患者さんに触れる機会があります。そのため、最初は自分の力が通用するか、ドクターと話しづらくはないかといった不安感がありました。しかし、当院では院長と距離が近く、分からないことや疑問に思ったこともその日のうちに解決できます。」
「ここでは、患者さん一人ひとりに対してじっくりと向き合い、治療に集中することができます。たとえ、自分の技術では治せない患者さんに出会ったとしても、セミナー参加費補助などのフォロー体制が整っているため、着実にステップアップしていくことができます。一人でも多くの患者さんを笑顔にできるように、一緒に働きましょう。」
院長からのメッセージ
いつもお互いに話したり、一緒に電子カルテを開いていますので、相談しやすい環境は整っていると思います。
次のページでは当院に新卒で入職した理学療法士にもインタビューしました。
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